現場監督者が「在庫をしぼれ」と言ったら

では、薬局長が「在庫をしぼれ」と言ったら。どういう意味か。

 

もちろん「月末在庫金額を削減しなさい」という意味かも知れないけど、ひょっとすると「普段の備蓄量をもっと少なくしなさい」という意味かも知れない。看護師長さんが「在庫をしぼれ」と言ったら、これは「普段の備蓄量を少なくしなさい」「在庫数量を削減しなさい」という意味だ。

 

前回までで書いたとおり、経営者は月末在庫金額が小さければそれでいい。

なら、月初に1ヶ月分の薬まとめて買えばよいのか?そうすれば毎日の納品の手間も省けるのか?

いやそうもいかない。だって、1ヶ月分まとめて買ったって、在庫を置く場所が無い。

また、たとえ置く場所があったとしても、管理が煩雑になるという問題がある。

 

空間は時間と同じくらい重要な財産だ。空間はできるだけ確保したい。

空間にゆとりを持てば、医薬品の破損や紛失が少なくなると思う。

 

また、在庫量を減らすと、医薬品の使用期限のチェックが楽になる。

以前うちの薬局では、錠剤の在庫が引き出しからあふれてしまっていて、在庫があるはずなのに見つけられない、というミスもあった。

今はすべてすっきりと引き出しに収まっているのでこういうミスも無くなった。

 

また、棚がスッキリしていると、ピッキングミスも減らせるかもしれない。

 

というわけで、在庫の管理を簡単にするためにも、在庫は常に適正な "" を超えないようにしないといけない。

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オサ
著者:オーサーと申します。  大学病院の薬剤師、薬学部の職員を経て、今は北海道の薬局で管理者をしています。今度第二子が産まれます。  分かりやすい文章を第一に考え、ここでは小説のような、極力平易な文章で書くことにしました。  また文中では、我々が在庫管理を使用する場所のことを「現場」と書きます。基本的には「現場」=「採用品目数1000品目以下の調剤薬局」のことを想定して書いていますが、「病棟」「病院の薬剤科」などに置き換えてもある程度読めるよう、配慮して書きます。

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