発注・納品の注意あるある

・発注は出前とは違うので、電話したからといってすぐに来てくれるわけではない。

薬局と卸の間には事前に契約が結ばれていて、納品時間や条件が決められている。たとえば「1日4回の定期配送」だったり「月、水、金のみの配送」だったりする。またもし、契約の中に「至急発注」や「大至急発注」があれば、電話の際に「至急(大至急)の納品でお願いします」と言えば、比較的早く納品はしてもらえる、が、タイムラグはあるので注意は必要。

 

ちなみに至急や大至急の発注が多いと、卸との値引き交渉に不利になるという話を聞いたことがある。が、真意のほどは不明。

 

・卸にも、取り扱いの無い医薬品、欠品している医薬品がある

最寄りの配送センターに在庫が無い場合ももちろんある。この場合、納入が翌日になったり、場合によっては数週間かかることもある。

 

それとは別に特に注意しなければいけないのが、特定の卸でしか取扱いのない医薬品(専売)があること。ざっくり言うと、現場の権限だけでは入手できない医薬品も存在する。患者さんや医師から医薬品の手配を頼まれたときは、まず入手可能かどうか確認をとること。

 

先輩から聞いた話だが、むかしは「漢方薬なら○○卸がたいていは在庫している」など、卸によって得手不得手があったという。が、現在私が近隣の卸さんを見ている限りでは。各配送センターの在庫は、センターの大きさや、その取引先で使っている薬に大きく依存していて、一丸には言えないと思う。

 

・卸と言っても1社のみから購入するのは稀

以上の理由もあり、薬局の多くは複数の卸と契約しており、医薬品によってどの卸に発注をかけるか、棲み分けをしていることが多い。

 

・卸とは、あらかじめ取引契約を結ぶのが普通

取引契約もしていない卸に突然電話をかけても、基本的に発注には対応してくれない。

 

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オサ
著者:オーサーと申します。  大学病院の薬剤師、薬学部の職員を経て、今は北海道の薬局で管理者をしています。今度第二子が産まれます。  分かりやすい文章を第一に考え、ここでは小説のような、極力平易な文章で書くことにしました。  また文中では、我々が在庫管理を使用する場所のことを「現場」と書きます。基本的には「現場」=「採用品目数1000品目以下の調剤薬局」のことを想定して書いていますが、「病棟」「病院の薬剤科」などに置き換えてもある程度読めるよう、配慮して書きます。

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