発注

医薬品はメーカー(製薬企業)が製造・販売している。しかし、薬局がメーカーから直接医薬品を購入するようなケースはほぼない。

 

薬局は、おろし。正確には卸売という。中間卸。仲買さん。)から医薬品を購入する。これはたとえば、スーパーマーケットが農家さんから直接野菜を買わないで、卸売から仕入れるのと全く同じ。

 

卸は各地区に配送センター(営業所)を持っている。配送センターにはありとあらゆる医薬品が保管されている。薬局で使う医薬品はこの配送センターに配達してもらったり、私たちが直接配送センターに取りにうかがったりして手に入れる。

 

薬局から卸へ、どの医薬品が何箱欲しいのか注文することを「発注をかける」と言う。発注は電話FAXのほか、卸のスタッフに直接口頭で発注をかけることもある。だが、昨今はもっぱらEOSイーオーエス。Electronic Ordering System / 電子発注システム)で発注をかけるのが主流。これはパソコンや小型端末からインターネット回線を使って発注をかけるもの。

 

EOSだが、薬局のスタッフは「機械発注」「端末発注」「在庫管理システム」「webオーダリング」などローカルな呼び方を使っていることも多くて、単に「EOS」と言うと、相手に意味が伝わらないことがある。

 

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オサ
著者:オーサーと申します。  大学病院の薬剤師、薬学部の職員を経て、今は北海道の薬局で管理者をしています。今度第二子が産まれます。  分かりやすい文章を第一に考え、ここでは小説のような、極力平易な文章で書くことにしました。  また文中では、我々が在庫管理を使用する場所のことを「現場」と書きます。基本的には「現場」=「採用品目数1000品目以下の調剤薬局」のことを想定して書いていますが、「病棟」「病院の薬剤科」などに置き換えてもある程度読めるよう、配慮して書きます。

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